大手ハウスメーカーとして有名なセキスイハイム。
丈夫で品質が安定し、完成までスピーディーだという良い評判がある一方で、セキスイハイムのリフォームは難しいとの声もあります。
今回は、セキスイハイムのリフォームは難しいのか、について迫ります。
セキスイハイムのリフォームはどんな点から難しいのか、高すぎという評判は本当なのか、解説します。
セキスイハイムのリフォームは難しいと言われている理由
セキスイハイムで建てた家をリフォームしようとすると、難しいと感じるかもしれません。
リフォーム自体は可能ですが、セキスイハイム以外でのリフォームが難しいのです。
リフォームは、建てたときのハウスメーカーで行うか、リフォーム会社にお願いするか、という選択肢があります。
セキスイハイムの場合、一般的な木造住宅とは異なった特徴が多いので、他社では対応できないことが多いのです。
ここからは、セキスイハイムのリフォームは難しいと言われている理由である、セキスイハイムの特徴を解説します。
構造と材料が独特
セキスイハイムは、構造と材料が独特です。
セキスイハイムは、鉄骨ユニット工法(鉄骨の枠組みに、壁・床・住宅設備などを取り付けたユニットを組み立てる)で建てられています。
鉄骨ユニット工法は、工場から出荷される時点でほとんど完成しているので、家が短期間で建つことと、耐久性や耐震性に優れていることがメリットです。
しかしリフォームするとなると、セキスイハイム以外の業者では難しいです。
構造を知らなければ危険な工事をしてしまう可能性があり、材料もセキスイハイム独自のものが多いので難航します。
独自の工法で建てられた家のリフォームは行わない業者が多いため、セキスイハイムのリフォームは難しいと言われます。
間取りの変更や増築が難しい
セキスイハイムは、間取りの変更や増築が難しいです。
これも、先ほど出た鉄骨ユニット工法という構造が理由です。
住宅をユニット単位に分割し、それを組み合わせて建てるので、内装の自由度は低めです。
リフォーム時も、依頼者の希望通りの間取りの変更や増築に対応できないことがあります。
ユニットの内部構造に手を加えない範囲なら可能ですが、セキスイハイムの構造にくわしくなければ、どこまで手を加えられるのかわかりません。
間取りの変更や増築はリフォームの目的として多いものなので、それが難しいのはマイナスポイントとなりがちです。
リフォーム後の品質保証
リフォーム後の品質保証の点からも、セキスイハイムのリフォームは難しいと言われます。
セキスイハイムは高度な技術・高品質な素材を用いて建てられるので、リフォームに関してもレベルの高さが求められます。
部分的なリフォームであっても、全体の品質を堅持するという考え方です。
そのため、他社でリフォームをすると、アフターサービスの期間内でも保証が切れることがあります。
安心安全を考えると仕方ないことかもしれませんが、他社と費用の比較ができないのはデメリットに感じる方が多いです。
セキスイハイムのリフォームは高すぎるという声も
セキスイハイムのリフォームは高すぎるという声も聞かれます。
他社と比較してみると、だいたいの場合高くなる傾向にあります。
セキスイハイムの良さは、耐久性や耐震性、高断熱といった品質の高さです。
高度な独自技術や高品質な材料を使っていることが、リフォーム費用につながっています。
また、大手ハウスメーカーであることも費用の高さに関係しています。
知名度があるということは、それだけ実績があるのと同時に、人件費や広告費もたくさんかかっているということです。
知名度がそこまで大きくない業者に比べて、どうしても費用は上がります。
セキスイハイムでリフォームの口コミと評判
ここからは、セキスイハイムでリフォームの口コミと評判を、良いものと悪いもの2つずつ紹介します。
まずは、良い口コミです。
新築で建てた時に担当して頂いた現場責任者が同じく担当だったので、図面など詳しく知っていたので、安心して任せられた事です。
何につけても平均以上。大手のしっかりした会社に頼んでよかった。実際に作業する人達にもきちんとした指導がされていると思った。
次は、残念な口コミです。
他の会社でリフォームすると60年保証の対象外になると言われたので、相見積もりが取れず、妥当な金額かわからなかったこと。
最終的にはそれほど大規模なリフォームにはせず、気になる部分の補修や改修のみにしましたが、それでも金額が高かったなぁというのが正直な気持ちです。
何度も相談に乗ってくださいましたし、担当の方たちが本当に良い方ばかりでしたので今更断ることもできずお願いした形になりましたが、本音ではもっと安く施工してくれるリフォーム業者があったのではないかと思っています。
住宅の状態やリフォームの難易度、工事に関わる人など、リフォームはそれぞれの場合によって異なります。
口コミは参考として、自分で判断することを大切にするといいでしょう。
セキスイハイムは築40年の家もリフォームできる?
セキスイハイムは築40年の家もリフォームできます。
日本の家の平均的な耐用年数は約30年と言われているので、築40年だとリフォームか建て替えか悩むところです。
構造的問題があったり、耐震性が著しく低かったり、劣化が激しかったりする場合は、安全性や費用面から建て替えがすすめられています。
リフォームでも対応できる場合は、リフォームして耐久性や快適性を高めるといいでしょう。
セキスイハイムではさまざまなリフォームが可能で、メリットもたくさんあります。
- 耐震・断熱に強い
- セキスイハイム住宅に精通している
- エクステリア受賞実績が豊富
- 独自の長期アフターフォローがある
- リフォームローンが3種類から選べる
セキスイハイムのリフォームで、住み慣れた家が頑丈なつくりになり、見た目も美しく機能性もアップして、より快適に過ごせるようになった例はたくさんあります。
「セキスイハイム リフォーム 難しい」を調べている人がよく思う質問
セキスイハイムのダメなところは?
「大手ハウスメーカーのため費用が高め」「ユニット工法で建てるので間取りやデザインの自由度が低め」「独自の工法・材料で建てるので他社でのリフォームが難しい」という点です。
セキスイハイムの外壁リフォーム費用はいくらですか?
150~250万円程度かかります。
相場より高めなのは、専用塗料を使っていることと、大手ハウスメーカーであることが理由です。
セキスイハイムは60年持つのですか?
セキスイハイムでは、新築から最長で60年にわたって無償のメンテナンスサポートがあります。
引っ越し~2年目までで計3回、5年目からは5年ごとに、定期診断をしてくれます。
住宅モデルによってはサポートが60年より短い場合もあります。
セキスイハイムは高いのは何故?
独自の高度な技術と材料を用いるからです。
耐久性が魅力の鉄骨ユニット工法で建てられており、セキスイハイム独自の部材が使われています。
また、大手ハウスメーカーであることも費用の高さの要因です。
まとめ
「セキスイハイムのリフォームは難しい」と言われる理由をまとめます。
- 内部構造に手を加える工事は、専門知識がある人しかできない
- 家がユニット単位で分割されるので、ちょっとした間取りの変更や増築はできない
- 大手ゆえに、他のリフォーム会社と比べると費用が高い
- 保証を考えると、セキスイハイム以外の選択肢がないと感じることもある
セキスイハイムのリフォームには難しさもありますが、「高断熱・高耐震」「丈夫で長持ち」「手厚い保証」といったセキスイハイムならではの良さもあります。
どのメーカーにもメリットとデメリットがあり、住宅のリフォームも同じものはないので、どこに依頼するのがベストなのか冷静に考えることが大切です。