ネット通販で商品を購入することが多くなった昨今では、インターホンの存在は以前にも増して重要と言えるのではないでしょうか。
気づかないうちに故障していたら、荷物の受け取りのタイミングを逃していますし、定期的にチェックしておきたいものです。
いざ故障したとき、機器の購入や取付はどこに頼めば良いのでしょうか?
商品の取り扱いが有るホームセンターや家電量販店で、そのまま取付も依頼できれば安心ですよね。
ここでは、ホームセンターや家電量販店でインターホンの取り付けや交換を依頼する方法やその費用について紹介していきたいと思います。
インターホン取り付けはホームセンターに依頼できる?
結論から言えば、インターホンの取り付けをホームセンターに依頼することは可能です。
様々なホームセンターでインターホン機器(本体)が店頭で販売されており、購入した商品の取り付け依頼にも対応しています。
各ホームセンターのインターホン取り付け費用
取り付けの依頼方法から費用まで、店舗によってシステムも違います。それぞれのホームセンターの取り付け工事費を確認していきましょう。
コーナンのインターホン取り付け費用について
ホームセンターコーナンのネット通販サイト「コーナンeショップ」では標準工事費¥8,800(税込)との記載があります。
インターホン本体の価格+標準工事費が総額(通販の場合は送料も必要)となっており、わかりやすいシステムと言えるでしょう。
店頭に出向かずネットで注文を完結する事も可能ですが、工事対応エリアが設定されており、それ以外の地域では取り付け依頼ができないので注意しましょう。
注文後はコーナンの施工担当者から、日程調整の電話がきます。
なお、支払いは施工終了後に届く請求書でコンビニや郵便局・店頭で支払います。
基本現金払いで、店頭でのみクレジットカード払いも可能です。
ビバホームのインターホン取り付け料金について
ビバホームでもインターホンの取り付け・交換工事に対応してもらえます。
ただし、料金に関しては公式ページにも表記が無く、見積もりをしてもらう必要があります。
店舗によってサービス内容が違う可能性もある(各店舗独自のサービスがある)ので、最寄りの店舗に問い合わせてみるのが良いでしょう。
コメリのインターホン取り付け料金について
「コメリリフォーム」公式ページ内の取り付け施工料金目安の中に、インターホン交換工事(同型機種の場合)として¥10,000(税込)からとの表記が有ります。
この中には商品本体の金額は含まれていませんし、エリアによって費用が異なる可能性についての記載もあります。
また、表記金額の制定が2021年1月とのことですので、最寄りの店頭で確認や見積りを依頼した方が良いでしょう。
カインズのドアホン工事費込み費用について
カインズが行っているリフォーム業「カインズリフォーム」内でも小規模リフォームについて紹介している「ポイントリフォーム」。
リフォーム項目内には工事費の表記は見つけられませんでしたが、施工事例の中にドアホン交換工事として、施工金額¥9,000、¥18,800、¥22,800などの記載がありました。
内訳などは書かれていないので、詳細は見積りの依頼が必要でしょう。
問い合わせフォームや来店、フリーダイヤルなど広く対応してくれます。
ロイヤルホームセンターのインターホン取り付け料金について
ロイヤルホームセンターが展開している住宅設備の取り付け・交換サービス「ロイサポート」において、テレビドアホンの交換として商品代+標準工事¥8,800(税込)との記載が有りました。
年中無休・24時間対応のフリーダイヤルもあるなど、同店がリフォームやメンテナンスに力を入れているのがわかります。
ただし、対応エリアは限られているので注意しましょう(公式ページには対応エリアや店舗も記載されています)。
島忠でのインターホン取り付け料金について
島忠ホームズのリノベーションカタログ内にテレビドアホン基本取替料金として¥6,600(税込)の記載を見つけられました。
ただし「2020年1月現在」という表記もあったので、改めて問い合わせた方が安心でしょう。
ジョイフル本田のインターホン取り付け料金について
ジョイフル本田のリフォーム事業「ジョイフルホンダリフォーム」内にテレビドアホンへの取り替え工事事例が掲載されています。
ただし、金額の表記はありませんでした。
最寄りの店舗で相談する他にも、ホームページ内「見積依頼」から問い合わせることもできますので、確認してみましょう。
インターホン取り付けが可能な家電量販店の料金
ヤマダ電機のインターホン取り付け費用について
ヤマダ電機公式ページでは、インターホンやドアホンの取り付け・交換についての表記は見つけられませんでした。
ネット上でには「インターホンの取り付け費用¥15,000~」や「ドアホンの取り付け費用¥10,000~15,000」などの情報を見ることができますが、正確なところは店頭で見積りを依頼することが必要です。
ケーズデンキのインターホン取り付け費用について
ネット上では「ケーズデンキでインターホンの取り付け・交換は可能」という情報が見つけられます。
しかし、「ケーズデンキオンラインショップ」での情報では、各商品の説明の箇所にインターホン・ドアホンなどの取り付け・交換は受け付けていない旨の記載があります。
尚、取り付け・設置工事の一覧にもインターホンの記載もありませんでした。
なので、取り付け・交換費用に関しても確認・見積りが必要です。
最寄りの店舗にてサービスカウンターで取り付け対応をしてくれるか確認するのが良いのではないでしょうか。
ヨドバシカメラのインターホン取り付け費用について
ヨドバシカメラのネットショップ「ヨドバシ.com」ではインターホン・ドアホンの商品が豊富に掲載されています。
取り付け・交換工事を依頼する場合は工事の依頼・見積り共に「ヨドバシカメラテレフォンショッピング」から受け付けしています。
以上のように、大型家電量販店でもインターホンの取り付け・交換工事費を公式に掲載している所は少ないようです。また、いずれの店舗にも言えることは「設置工事はその店で購入した商品の取り付けに限る」ということです。
ホームセンター以外でインターホン取り付け依頼できるところは?
ホームセンターや家電量販店以外でインターホンの取り付けを依頼できるとなると、まずはリフォーム業者や工務店が挙げられます。
付き合いのある業者がいる場合は安心感も高いでしょう。
電気工事業者や防犯工事業者に頼む方法もあります。
直接工事を行う業者であれば中間マージンがかからず、総額が安くすむ可能性もあります。
他にも、地方の大手電力会社に依頼することもできます。安心感はピカイチと言えるでしょう。
これらの依頼先の場合、機器を自分で購入し、工事だけを依頼することができる場合もあります。
その場合、工事費が割高になる可能性もあるので注意が必要です。
インターホンはどこで買うと安い?
インターホン取り付け工事の場合、工事費よりも本体の価格の方が高い場合も多く、本体を安く買うことが取り付け費用の総額を下げる上で重要と言えます。
工事業者から購入する場合、業者も利益を取る必要があるため割高になる可能性があります。
単純に本体の購入費用であれば、自分でネットショップから購入するのが安くあがるでしょう。
ちなみに、よくわからないメーカーのものを購入して故障しては本末転倒なので、パナソニックやアイホンなどの国内有名メーカーの商品を、価格や補償内容で比較して購入すると良いでしょう。
インターホン取り付け依頼の相場は?
おおまかな工事費の目安は以下の通りです。
- 有線インターホン本体: ¥13,000~30,000程度
- ワイヤレス(無線)インターホン本体: ¥10,000~25,000程度
- 取り付け・交換工事費: ¥12,000~20,000程度
昨今の価格高騰によって相場に収まらない可能性もあります。
また、地方によって相場に違いが有ることも考えられます。
インターホン取り付け費用を安くするポイント
インターホンの取り付け・交換はそんなに多く頼むものでもないので、工事費の相場もわかりずらく、1件だけの見積もりでは適正な価格なのかわかりずらいと思います。
他のリフォームや修繕工事と同様に、何件かのお店・業者に見積もりをお願いする「相見積もり」をすることで、相場からかけ離れた工事費を払うことを防げるでしょう。
インターホン取り付けは自分でできる?
DIYに慣れている方であれば、インターホンの取り付けは比較的簡単にできるかもしれません。
ただし、専門家でないと取り付けできない(してはいけない)形式もあるので注意してください。
DIYで交換する方法
一般的な交換手順を紹介します。
室内機(親機)
- 親機を真上にスライドすると台座から外れる
- 親機の裏面の配線を外す
- ビスを外し、金具・樹脂等の台座を外す
- 新規の親機の台座を取り付ける
- 新規の親機の配線の接続
- 親機を台座に固定
- 電源を入れる
親機の台座をビス止めする際は強度に注意しましょう。
機器が重くて下地もない場合、ボードアンカーを打つなど対策を考えましょう。
室外機(子機)
- 子機のビス(ネジ)を外す
- 配線を外す
- 取付枠を外す
- 新規の子機の取付枠を付ける
- 新規の子機の配線
- 子機を取付枠に固定
既存機器のビスがサビていたり枠がくっついて外れにくいことがあります。
壁材を破損しないように注意しましょう。
DIYで交換できないパターン
インターホンを自分で取り付けできるかを確認するには、機器の電源供給方法を調べてみましょう。
電源コードでコンセントに差すタイプや乾電池を入れるタイプの場合は、自分で交換できる(しやすい)形状と言えます。
電源を直接機器に差す形状(電源直結式)の場合は自分で取り付けすることができません。
このタイプの取り付けには電気工事士の資格が必要です。
資格・知識の無い方が作業すると感電などの恐れがあるので、絶対に作業してはいけません。
壁の中から出ているインターホンに繋ぐ線が4本以上ある(内2本は赤と白の被覆と思われます)場合、電源直結式と考えて間違いないでしょう。
DIYで交換する場合の注意点
呼び出しボタンである室外機(子機)に雨がかかる可能性がある箇所にある場合は、壁との取り合いに水が入り込まない様、コーキングをする必要があります。
配線部に水が入ると故障の原因になるので、自信の無い方は業者に依頼した方が無難です。
「インターホン取り付け ホームセンター」を検索する人がよく思う質問4選
まとめ:取り付け費用を比較してお得に交換を!
ここまで、ホームセンターでの依頼を中心にインターホンの取り付け・交換について紹介してきました。
金額的なことだけで言うと、ネットショップから購入して自分で取り付けるのが一番安く済みますが、DIYが難しいという方も多いでしょうし、そもそも業者でないと工事ができないケースもあります。
それに比べると、馴染み深い大型店で機器の購入から工事まで依頼できるのは非常にラクですし、安心感も感じられるかと思います。
お得に依頼するのであれば、可能な限りの件数に見積もりを依頼しましょう。
修繕やリフォームをお願いするときの定番ともいえる「相見積もり」を行うことで、適正な価格で依頼することができるはずです。