新築戸建ての建築を検討している。
築年数が経ってきてそろそろ外壁を塗装したいと思っている。
外壁の色の検討する中で茶色系統が候補になる方も多いのではないでしょうか?
本日は茶色系の中でも人気の高い「ダークブラウン」について考えましょう。
外壁をダークブラウンにした場合のデメリットは?
自宅の外壁を茶色にしたい。
そんな相談をよく耳にします。
茶色系の中でも人気の「ダークブラウン」
デメリットはないの?
そう思う方も多いはず。
早速確認していきましょう。
是非ご参考にしてください。
室内の温度が上がりやすい
茶色系の外壁には太陽の熱を吸収しやすいという特徴があります。
その為、室内の温度が上昇しやすく、エアコンなどの効率に影響を及ぼします。
特に濃い茶色であるダークブラウンは黒系の色に近く、より太陽の熱を吸収してしまう恐れがあります。
一般的に白色に近い程熱を反射し、黒色に近い程熱を吸収します。
その為ダークブラウンを選ぶ場合には以下を検討するべきでしょう。
- 断熱性のある塗料の使用
- 外壁で断熱をする(外断熱)
上記を取り入れる事によりダークブラウンを使用しながら室内の温度の上昇を防ぐことができます。
但し、施工の費用がどちらも上がるので金額との相談になります。
ツヤが目立ってしまう
実は濃い色のダークブラウンは塗料のツヤが目立ち、安っぽく見える場合もあります。
ダークブラウンを外壁で利用したいと考えた場合「落ち着いた雰囲気が良い」「高級感のある感じが良い」そう思う方も多いのではないでしょうか?
その様な雰囲気をダークブラウンで演出するには、ツヤをどうするかが重要です。
塗料のツヤには5段階ほどあります。
ツヤの無いものや少ない物を選ぶことでマットな落ち着いた雰囲気を出せるでしょう。
但し塗料のツヤを消すにはツヤ消し剤を混ぜる為、塗料その物の耐用年数を短くしたり汚れが付きやすくなるというデリットもあります。
似た色の家が多い
ダークブラウンは外壁の色としては採用している方も多く、似た色・似た雰囲気の家が多くなりオリジナリティは薄くなるでしょう。
新築住宅でも建売住宅、注文住宅を問わずよく使われます。
ありきたりにしない為には、濃淡をうまく使い他の色との組み合わせを検討する事で他との違いを演出しましょう。
茶色系の色は人気ゆえに塗装も外壁材も種類が豊富です。
メーカーや濃淡を合わせればきっと理想に近い色を見つける事もできるでしょう。
外壁をダークブラウンにした場合のメリットは?
落ち着いた雰囲気がでる
外壁にダークブラウンを選びたいという方の多くは、落ち着いた雰囲気をイメージする人が多いのではないでしょうか?
落ち着いた色というだけでなくダークブラウンは大人っぽい重厚なイメージがあり、高級住宅にもよく利用されます。
また、落ち着いた雰囲気の家の多くは内装や外構に木目のある建築材料もよく選ばれ、そういった統一感や調和性が取りやすいというメリットもあります。
黒色だと汚れも目立つし、ちょっと攻撃的なイメージになり白色も汚れは目立つし、明るすぎる。
そんなイメージの方にはダークブラウンはオススメです。
汚れが目立たない
濃淡により多少の差はありますが、ブラウン系の色は全体的に見て汚れが目立ちにくいというメリットがあります。
ダークブラウンも例外なく雨染みや、砂ぼこり、カビなどの汚れが目立ちにくいです。
外壁は室内と違って小まめな清掃が難しい場合が多いでしょうから、手入れの手間が少なく済むというのは大変メリットだと考えます。
逆に明るい色に比べると将来チョーキング現象は目立ちやすいです。
チョーキング現象が出てきたらどちらにしても外壁塗装の時期です。
メンテナンス時期が分かりやすい、という面もあります。
合わせやすい色が多い
ブラウン系の最大のメリットと言ってもいいのが色の合わせやすさです。
外壁だけでみても単色のお家は少なく、さらに屋根や窓、外構など外壁の周囲にはたくさんの色があります。
そこで調和性が高いブラウン系であるダークブラウンはとても重宝するでしょう。
アクセントカラーや同系色、白やベージュなどのコントラストなど色合わせのバリエーションに迷ってしまうかもしれませんね。
合わせやすいということは選択肢が多いという事。
自分好みの色の組み合わせを探す楽しみができます。
外壁をおしゃれなブラウンにするコツは?
カラーシミュレーションをしっかり活用し、おしゃれだと感じるものを取り入れましょう。
ブラウン系の外壁色はメーカーを問わず本当に色々な種類があります。
前述の通りダークブラウンは採用しているお家が沢山あります。
色合わせのカラーサンプルなどもあると思いますが、日々町を歩いていたりインターネットで検索していたりすると「これはイメージと違うな・・・」「この色合わせはかっこいい!」「私だったらこの色は合わせないのに」など実際に建てられた大きなサンプルが沢山見つかることでしょう。
良いものは取り入れて、より良くなるためにブラッシュアップするのがおしゃれにするコツです。
外壁をブラウンにする際の注意点は?
デメリットをしっかり理解しておくことが重要です。
落ち着きがあり、汚れが目立たず、他の色と合わせやすい。
この様なメリットの反面、ツヤが出やすい・ありきたりになりやすい・断熱性能に影響があるなどのデメリットもあります。
なのでそういったデメリットを理解し、カバーする方法を取り入れる事で、よりブラウンの良さを押し出す事ができるでしょう。
「外壁 ダークブラウン デメリット」を検索する人がよく思う質問4選
まとめ:ダークブラウンはデメリットだけではなくメリットもある
結論、ダークブラウンはデメリットもありますがオススメです。
デメリットはしっかりと理解して対策をしましょう。
そうする事によってメリットをより活かして、素敵な我が家を手に入れる事ができるでしょう。
しっかりとカラーシミュレーションをする事が、おしゃれなダークブラウンにするコツです。
外壁だけに囚われず、全体のバランスを見てあげましょう。