DIYを行うときに「この工具があれば…」と思う瞬間は多々あると思います。
作業の難易度やかかる時間、仕上がりの良し悪しは工具の有無で大きく変わってきます。
ですが、工具というものは高価なものが多く、都度必要な工具を買い揃えようとしたらお金がいくらあっても足りません。
そんなとき、必要なとき、必要な日数だけ使用できる「工具レンタル」があれば非常に助かります。
ここでは、工具レンタルサービスを行っているホームセンターとそのサービス内容を掘り下げていきたいと思います。
工具レンタルはナフコでできる?
福岡を拠点とし、九州を中心に全国へ展開するホームセンター「ナフコ」は、九州から東北まで網羅する有名店で、ここで工具レンタルできるかを調べている人が多いようです。
結論から言うと、残念ながらナフコでは工具のレンタルを取り扱っていません。
全国に有名ホームセンターは多々ありますが、工具レンタルを取り扱っているお店は限られているのが現状です。
そんな中、ナフコでは工具レンタルができる店舗の情報は見つかりませんでした。
ちなみに、ナフコでは資材を購入した際に運搬するための軽トラックを借りることができます。また、購入した木材・資材をカットするサービスを有料で行っている店舗もあります。こういったサービスから関連付けて「ナフコ_工具レンタル」と調べている人が多いのかもしれません。
ホームセンターの工具レンタルとは?
工具レンタルの基本
工具レンタルとは、電動工具を店舗規定の日数単位で借りることができるサービスです。
建築用や園芸・植栽用などの工具の他、高圧洗浄機などのラインナップがあるお店もあります。
国内有名メーカーの工具が1日数百円~数千円でレンタルでき、安物を購入するよりも安心感が高いかもしれません。
店舗で受け取り、店舗で返却するのが基本で、お店によっては事前予約が必要です。
工具レンタルの魅力
あると便利な電動工具ですが、それぞれがなかなか高価なので、必要になる度に購入するには少々躊躇してしまいます。
頻繁に利用する職人・専門家ならともかく、たまに行うDIYで使用する程度であればもっと気軽に使用したいというのが本音だと思います。
そんなとき、工具をレンタルできれば、1日~数日使いたいといった場合にも、余計な出費を抑えられて便利です。
工具レンタルする場合の注意点と選び方
ひとことで「工具」と言っても幅広く、その店舗によって取り扱いのある工具は異なります。
また、それぞれの店舗でサービス内容も違うでしょうから、あらかじめ情報を確認してきましょう。
- 工具の種類 → 必要な工具が借りられるか
- システム → 貸出期間の単位や必要な書類・身分証明書、支払い・返却の方法
- 消耗品の購入 → ビットや刃などの消耗品は別途購入が必要な場合が多い
高価な商品を貸し出すということで、身元を証明することはおのずと必要になってきます。お店によっては会員登録が必要になります。また、消耗品は基本、購入が必要なのでスタッフに用途を伝えて、どういったものが必要かアドバイスをもらうといいでしょう。
工具レンタルをした方の口コミ・体験談
私は丸ノコと言う、丸い刃の電動ノコギリを借りました!
刃は貸してくれないので買わないといけないんですが、店員さんが丁寧に教えてくださいます。
刃のつけ方が分からないと伝えると、購入した刃をつけてくださいまいした。
簡単な契約書みたいなものを書いて、身分証を提示して、代金(丸ノコの場合は1日330円)を支払うだけで借りられました。
使ってみたかんじも問題なく、厚さ1.2cmの構造用合板や厚さ3~4.5cmの角材がスパッと切れて、無事に和室の床を板張りにできました。
引用:北九州市で激安生活
「お気軽にお問合せください」と言われても電話すれば電話代必要だしわかる人に行きつくまで数分必要です。または、可能かどうかわからない事の為に店舗に行って手の空いている店員を捕まえるのも結構面倒。店員に質問する前に工具レンタルの手がかりを探したり手の空いた店員を見つけるのに店内を彷徨うと警備員が金魚の糞になるというおまけ付き。店舗に問い合わせる前提からお気軽じゃないのだ。
「店舗に問い合わせ」と、漠然とした記述をしてしまうWebサイト担当者は、自企業のお店が無駄に広くて従業員も暇ではないという認識がないのかな?工具レンタル受付窓口、料金、必要な物等この辺りをWebサイトに簡単にでも記述してあればこのような手間が不要なのにと思います。窓口でこれが無いからレンタル出来ませんと言われたらあまり良い気分では、ありません。持ってまた店舗に行かなければならないので手間。
引用:優柔日誌「コマレテル」
工具レンタルに力を入れている店舗とそうではない店舗があるようです。「店舗に問い合わせ」をした時点で見極められれば良いのですが…。地域によっては選択肢(出向ける店舗)も限られますし、なんとも悩ましいところです。
工具レンタルはどこが安い?
- DCMグループ(ホーマック・ケーヨーデイツー・ダイキ)
- ビバホーム
- ロイヤルホームセンター
- グッデイ
- コーナン
- 島忠
当ページで紹介している店舗のうち、安さが際立っている店舗は以上になります。
いずれも1泊換算500円以下のレンタル工具があります。
それぞれ対応エリアが違うので、これらの店舗の中から最寄りに存在する店舗を探してみましょう。
各ホームセンターの工具レンタルを紹介
グッデイ
ナフコと同様に九州を中心に展開するホームセンター「グッデイ」では工具をレンタルできる店舗が存在します(2024年6月現在で10件)。
それぞれの店舗でレンタルできる工具が違うようなので、在庫の確認も含めてあらかじめ電話で問い合わせた方が良いでしょう。
ホームページでは詳細は記載されていませんが、丸ノコが1日数百円で借りられたという情報もあり、比較的リーズナブルなようです。
コメリ
北海道から九州まで網羅する大手ホームセンターのコメリでは、店舗で直接申し込む他、WEB予約も可能です。
必要な工具が在庫切れになっていないかを明確に確認出来るのでとても便利です。
また、借りられる工具の種類も非常に幅広く、様々なニーズに対応してくれるでしょう。
前述したグッデイと同様、レンタルを実施している店舗が限られているので、店舗で申し込む場合でも一度ホームページを確認しておきましょう。
また、工具レンタルはコメリカード会員限定のサービスです。
コメリカードを持っていない人はまず入会手続きをしなければいけませんので注意しましょう。
カインズ
カインズでも店舗は限られますが、工具レンタルが可能です。
ホームページで自分が使用したい工具を検索でき、店舗を指定して予約することができます。
工房がある店舗では、その場で工具の使用感を試すこともできるようです。
「工具の使い方講座」も定期的に開催されているので、使用方法に自信が無い方は参加してみるのも良いかもしれません。
コーナン
コーナンでは対応店舗にてブラックアンドデッカー社の電動工具をレンタルできます。
同社の工具は本体とヘッドを組み合わせて使用する構造になっており、それぞれをレンタルしないと使用できないので注意しましょう。
最低貸出期間は2泊3日なのですが、2泊3日で本体+ヘッドで¥660(税込)と、かなり割安な部類になるはずです。
他にも、お店で購入した木材の加工ができるスペース「D.I.Y LABO」では、工具が無料で使用できる他、塗装ができるスペースもあるので、併せて検討しましょう。
ジュンテンドー
中国・関西エリアに展開するホームセンター「ジュンテンドー」でも、ドライバー・丸ノコ・ジグソー・サンダーなどの電動工具をレンタルできます。
各店舗の情報の中のサービス欄のアイコンで、工具レンタルに対応しているか確認できます。
ジョイフル本田
関東に展開する大型ホームセンター「ジョイフル本田」は、同店でも工具レンタルが行われているのですが、公式ページ内でその情報はありません。
各店舗ごとに独立して行われているサービスであると思われます(借りられる工具も異なります)。
最寄りの店舗に直接電話確認するのが確実です。
店舗によりますが、他店よりかなり安い価格でレンタルできるという情報もありました。
ちなみに、店舗で購入した木材などの加工サービスに関しては公式ページで紹介されています。
ビバホーム
ビバホームの公式ページ内に記載されているサービスの中に「工具レンタル」を見つけられました。
ただし、工具の種類や金額などの詳細は掲載されていません。
工具レンタルの取り扱いが有るのは大型店「スーパービバホーム」になります。
出向く事が可能な店舗に電話で確認してみましょう。
ロイヤルホームセンター
大和ハウスグループのホームセンター「ロイヤルホームセンター」でも工具がレンタルできます。
店舗によりレンタルできる工具の種類や料金は異なるとのことですが、基本的な電動工具を¥500/日程度から借りられるという情報もあるので、最寄りの店舗に確認してみましょう。
ホーマック
北海道発祥のホームセンター「ホーマック(DCMに改名)」。公式ページ内に各電動工具の価格が掲載されており、2泊3日で¥600(税込)からと、かなり安い設定になっています。
さらに、同店の会員サービス「マイボ会員」に入会していれば、レンタル料金(税抜)の50%がポイントで還元されます。
会費は無料なので、入会してから利用したいところです。
ケーヨーデイツー
東北から近畿までに展開する「ケーヨーデイツー」は、ホーマックと同じDCMグループで、工具レンタルも同様のシステムとなっています。
店舗によって工具の在庫は違う可能性が有るので、利用したい店舗に確認しましょう。
島忠
首都圏から関東・関西エリアに展開するホームセンター「島忠」では、インパクトドライバーや丸ノコなどの需要が多い電動工具が1泊2日で¥330と、かなりリーズナブルに工具レンタルが可能です。
シンプルでわかりやすい工具レンタル専用ページがあり、各店舗の在庫確認から申し込みまで、スムーズに行えます。
ダイキ
近畿以南に展開していた「ダイキ」ですが、現在は前述のホーマック同様「DCM」に統一・改名されています。
なので、他のDCMグループ同様公式ページから対応店舗を探せますし、システムも同様で安い価格帯になっています。
ムサシ
宮城から兵庫まで幅広く展開するホームセンタームサシでも工具のレンタルが可能です。
ただし、公式ページの情報では石川県の「御経塚店」限定のサービスとしてのみの掲載になっています。
他の店舗で工具レンタルが行われているかは、直接電話確認してみるのが良さそうです。
サンデー
東北の広域を網羅するホームセンター「サンデー」では、多くの店舗で工具レンタルが行われています。
サービス実施店舗が公式ページで確認できます。
取り扱い工具や金額などの詳細は、利用したい店舗に直接確認してみましょう。
「工具レンタル ナフコ」を検索する人がよく思う質問4選
まとめ:上手にレンタルを活用して手軽にDIYを楽しもう!
ここまで、工具レンタルができるホームセンターを紹介してきました。
タイトルで挙げたナフコでは残念ながら工具レンタルのサービスはありませんでしたが、全国の様々なホームセンターで電動工具を中心とした工具レンタルサービスが行われていました。
上手に利用すればDIYの敷居がグッと低くなることでしょう。
注意点として、殆どの店舗で共通して「ビットや刃などの消耗品はレンタルに含まれない」ということがあります。
初めて使う工具の場合は戸惑うと思いますが、店頭の担当スタッフに相談すれば、用途に合わせてどれを購入すればよいか教えてもらえるでしょう。
あまり身構えずに、レンタルサービスを行っている最寄り店に相談してみましょう。