ベージュと聞くと、淡い肌色の様な色を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
実はベージュは大きく別けると5つの種類に分ける事が出来ます。
本日はそんな中からモカベージュについて確認していきましょう。
外壁のモカベージュはどんな色?
モカベージュはブラックとブラウンを混ぜ合わせた、シックな色合いのベージュになります。
アイアンバーグとも呼ばれ、可愛い印象よりは落ち着いた印象に仕上がります。
一般的にベージュというと淡く、優しい、やわらかい印象を持つ方が殆どでしょう。
モカベージュはそれとは対照的な印象で、落ち着きがあり、クールな印象に仕上がります。
大人っぽい、カフェの様な印象を演出するにはうってつけです。
採用されている建物も多く、言葉はではすぐにイメージできずとも、実際の色味をお見せすると「この色ね!」と皆さんが気付くほど、私たちの生活には今では馴染のある色となっています。
モカベージュ外壁の特徴は?
モカベージュの特徴はなんといってもその色の合わせやすさでしょう。
外壁の色使いは2色以上使う事が多いです。
貼り分けやアクセントカラーなど、どのような用途でも採用しやすいのはモカベージュの特徴です。
「モカ」の濃さと「ベージュ」の淡さを併せ持つ良いとこ取りなモカベージュですが、調和性が高いがゆえに、単色ではデザインが埋もれやすい、という特徴も併せ持ちます。
なので前項で触れたように、大きくなくても一部に採用されていてよく目にするわけですね。
また、5種類に分類されるベージュの中では特徴として、汚れが目立ちにくいという長所もあります。
淡い色の多いベージュでは汚れが気になってしまう場合もありますが、モカベージュを選ぶことでデメリットをカバーする事ができるのです。
外壁のモカベージュと相性の良い組み合わせ
外壁のモカベージュと相性が良いのはやはり「ホワイト」でしょう。
白系の色と合わせれば、貼り分けやアクセントカラーなど自由自在です。
もともと色を合わせるには濃淡を意識すると調和が取れやすいです。
では「ブラック」は合わせにくいのか?
答えはNoです。
黒系と合わせる事により、外壁のモカベージュはその程よい淡さを演出できるでしょう。
ベージュ色全般に言える事ですが基本的に合わせにくい、と感じる事は少ないはず。
その中でもモカベージュは濃淡のバランスが良く、色合わせに”失敗しにくい”色と言えるでしょう。
豊富なカラーサンプルを利用してしっかりとシミュレーションをすることをお勧めします。
外壁のベージュをおしゃれにするポイントは?
調和性が高く合わせやすいベージュ色。
しかし、ただ合わせればいいという物ではありません。
ここでは外壁のベージュをおしゃれに採用するポイントを確認していきましょう。
縦ストライプでツートンにする
王道ですが縦のストライプになるよう、ツートンで貼り分けるという方法があります。
玄関周りや家のデザイン上、外壁で凹凸のある部分など、メリハリのある貼り別けが出来る事がストライプのツートンの良さです。
お家のデザインを確認して貼り分けポイントを探してみましょう。
ストライプの貼り分けデザインはサンプルも豊富でイメージがしやすいでしょうし、同種の外壁材で色を変えるだけでオシャレに見える為、コストパフォーマンスが良いのも特徴です。
レンガやタイルの色と合わせる
レンガやタイルと合わせるのも面白いでしょう。
前述のストライプの様に貼り分けるではなく、アクセントとして採用するのがおしゃれにするコツです。
玄関前の門柱や塀・玄関周りだけ・でっぱりのあるバルコニー部分・1階のリビング前だけ等々、大きく採用するより一部で採用する事でおしゃれな演出が出来るでしょう。
レンガやタイルはそれだけでも高級感を演出してくれます。
モカベージュと合わせてシックな印象を作ったり、淡いベージュと合わせてアクセントではなく主役になるよう演出したりしても、すごくおしゃれだと思いますよ。
コスト的にはレンガやタイルは高くなりますので、しっかりと予算を組んで対応しましょう。
階数で色を分ける
貼り別けの基本である、階数で色を分けるというのもいいでしょう。
1階、2階で分けてベージュ+○○と合わせるのは失敗の少ない方法です。
気を付けたいのは、合わせる色を間違えると古さを感じさせる要因になってしまうことです。
階数で分けるなら濃い色を選択する方がいいでしょう。
色には大きく見えたり、小さく見えたりと視覚に与える影響があります。
家単体だけで見ないで、周辺の環境やお家の外構デザインなども加味して階層で貼り分けると失敗することがすくないでしょう。
屋根の色と一緒の色にしない
単色で外壁を採用したり、2階がベージュの時の場合は、屋根に同色を採用するのはやめましょう。
調和性の高さや膨張色であるがゆえに、単色に近くなるとぼやっとした中途半端なデザインになるでしょう。
濃淡を意識して、しっかりと他の色を屋根に採用するのがおしゃれの近道です。
最近は屋根に使われる材料も様々です。
色を意識すると同時に、採用されている外壁材料の種類との相性も考えましょう。
例外として、例えばガルバリウム鋼板という材料は外壁にも屋根にも採用されます。
この材料は単色で仕上げてもなかなかにおしゃれに見えます。
何が使われているか?
何を採用する予定か?
わからない場合は担当の人に聞いてみると教えてもらえるでしょう。
外壁をモカベージュにするメリット
冒頭でも触れた「モカベージュ」を採用する事のメリットは何か?
せっかく採用するならいいものを採用したいと思う事でしょう。
「モカベージュ」メリットを詳しく確認していきましょう。
汚れが目立ちにくい
モカベージュは汚れが目立ちにくいです。
これは外壁色を選ぶに当たって見逃せない大きなメリットです。
室内と違って外壁は頻繁に清掃する事がむずかしいです。
自分でやるには時間も労力もかかる、業者へお願いするには費用がかかる。
その為、汚れが目立ちにくいということは、お家をおしゃれに保つ大切なポイントになるのです。
ただし目立ちにくいと言っても、汚れない訳ではありません。
最近は汚れをつきにくくする外壁材や、太陽の光を利用して汚れを分解する外壁材なんかもあります。
モカベージュを採用するとともによい外壁材を選べば、よりメンテナンスフリーなお家を作る事も出来るでしょう。
ナチュラルなので景観に合わせやすい
「ベージュ」系統色はとにかく調和性が高いです。
街中でも自然が多い場所でも、景観に合わせやすく、そして街並みにも溶け込みやすく、浮いたデザインになりにくいのです。
もちろん奇抜な色を合わせたりするとベージュの良さが損なわれますが、奇抜な色の単色よりは調和が上手くいくでしょう。
気を付けなければならない点は、冒頭で触れたように採用されているお家が多いので、デザインが被らないようにしたいですよね。
お家の周辺にも目を向けて景観に合わせるだけでなく、あなたらしい色使いを目指しましょう。
家のタイプを選ばない
忘れていけないのは家の建築タイプを選ばない事です。
一口にお家といっても様々なタイプがあります。
- 木造
- 鉄構造
- 鉄筋コンクリート造
様々なタイプの建築物が混在する日本の街並みですが、どんな状況・どんな建築タイプだとしても「ベージュ」系統の色味というのは調和します。
「骨組みが変わるだけじゃないの?」
そう思われる方も居るかもしれませんが、土台や骨組みの見えない部分の違いには、お家のデザインも大きく左右させられるのです。
既存のお家であれば今あるものに合わせられますし、あるいはこれから家を作るのであれば、求める性能を選ばない為、どんなシーンでもベージュはあなたの味方になるでしょう。
自然な素材と合う
デザインだけではなく、様々な自然素材との相性も抜群です。
日本のお家には木が多く採用されていますが、タイルの様な石の素材、自然にある素材との相性も抜群です。
そもそもの外壁素材だけでも沢山あります。
- 窯業系サイディング
- 金属系サイディング
- 樹脂系サイディング
- 木質系サイディング
- モルタル
- タイル
- ALC
どの素材を採用していてもベージュなら失敗しないでしょう。
その中でも自然な素材である木質系の材料との相性は抜群です。
相性がいいというのは、ただ合わせやすい訳ではありません。
おしゃれに仕上げたり、高級感を演出したりするのにも欠かせないのです。
無機質な都会の中で自然の豊かさを演出したり、落ち着きのある郊外で上品なお家を演出したりすることなどに、ベージュという色は一躍買ってくれることでしょう。
柔らかく暖かみのある雰囲気になる
モカベージュはベージュ色の中では濃いと言っても、ブラックの様に冷たい印象とは違います。
どれくらいの割合で採用しても柔らかく暖かみのある雰囲気になります。
家族が帰ってきたくなるようなお家づくりに一躍買ってくれる事でしょう。
家は人が暮らすための大切なツールです。
その毎日の生活に欠かせないお家が、家族にとって過ごしやすい環境に仕上がるというのは、とても幸せなことでしょう。
洋風と和風どちらも合う
構造とは別にお家には様々なデザインがあります。
洋風なお家・和風なお家・古くからある日本の建築物だけではなく、今主流のデザインのどの雰囲気もベージュは調和する事ができるでしょう。
派手過ぎる事もなく、地味すぎる事もなく、丁度いいを求めるならベージュはうってつけです。
昨今の建築デザインは多岐に渡ります。
昔ながらの日本家屋は今や新築では滅多に建てられません。
そういった建築事情の中で、どのシーンにおいても、ベージュの色というのは左右されることなく採用できるのです。
お家選びで色から選ぶことは無いです。
後からこの色使いたかったけどなんかバランスが悪い。
そこで、そんな事にはならないのがベージュなのです。
家が大きく見える
ベージュ系統の色味というのはお家が大きく見えます。
お家作りはお金が掛かります。
大きなお家を見ると立派に感じられる方が多いのでは?
ベージュ系統の色味を採用する事により落ち着きだけではなく、何とお家の品格をも演出できてしまうのです。
本当にただ大きいお家を作ってしまっては、手入れの手間が増えたり、建てるためのコストが大きくかかってしまいます。
ベージュを使えば、必要な大きさを保ちながらも高級感を感じられるお家作りが可能になるでしょう。
外壁のベージュで後悔しないためのポイント
ベージュを採用して後悔しない為には「色使い」に気を付けましょう。
ベージュ1色だけだと、ぼやっとした印象に仕上がったり、物足りなく感じてしまったりすることがあります。
さらに周囲のお家に埋もれてしまいます。
せっかくベージュを選んでおしゃれにしたかったのに後悔!
そんな事にならない様に、色使いに気を付けるのがポイントです。
さらに、色の使い方を間違えると、近くあるお家をまねした、なんて言われてしまうようなデザインになる可能性もあります。
せっかく沢山の打合せを重ねていざ終わってみたら、すぐ近くに似た色使いのお家が……と後悔することのないように、しっかりと周囲のお家にも目を配りましょう。
「外壁 モカベージュ」を検索する人がよく思う質問4選
まとめ:外壁の色は特徴や組み合わせなどを確認してから決めよう
如何でしたでしょうか?
今回はベージュ系統の色、特にモカベージュについて確認していきました。
ベースの色にベージュを選ばれる際は、色の組み合わせを意識して自分好みのおしゃれなベージュのお家にしましょう。